アメリカの高校生が読んでいる投資の教科書 ★★★★☆
本日読んだ本はこちら。
2010年出版の物なので少し古いですが、基本の基がとても分かりやすく書かれている本でした!投資についてのリスク、金融市場・株式市場・海外投資の仕組みが満遍なく解説されています。要約
アメリカでは、小学校のときから学校や家庭でパーソナルファイナンス教育という勉強に触れるそうです。いわゆる金融・投資の教育のことですね。羨ましすぎますね!
日本はファイナンスに関して不勉強な人が多い結果、投資に対して「危険、怪しい、、、」とイメージ先行で懸念され手を出していないのかな?
まず理解すべきは、リスクの無い金融商品はなく、普通預金に預けるといった現金で保持することもリスクは存在し、それらリスクを理解した(勉強した)上でリターンに対する評価を自分なりに判断し投資を行いましょう、ということを強く伝えたいのだと解釈しました。
例えば、普通預金はインフレリスクが存在し100万円を金利0.01の普通預金に預けたとします。1年後に101万円になった際に、もしインフレで物価0.02上昇した場合1年前に100万円で購入できたA商品が102万円に値上がりします。これをインフレリスクと言い日本では貯金していれば安心という風潮がありますが、リスクがゼロではないんです。
- インフレリスク
- 流動性リスク
- 価格変動リスク
- 信用リスク
など、絵画・貴金属、不動産・FX、株式・投資信託、普通預金・債券・MMFでは、それぞれどのようなリスクを持っているか理解できました。
私の場合は、初心者だから絵画・貴金属、FXはリスクが高すぎるからやりたくないですし、不動産はすぐ現金化できないし、流動性リスク高いし手を出すしたくない。やるなら、まだ、自分の余裕資金範囲でできる株式の方が塩漬けという流動性リスクはあるけど不動産よりは低いと思いました。
- 絵画・貴金属
- 不動産・FX
- 株式・投資信託
- 普通預金・債券・MMF
上記はリスクとリターンはの順序。1に近くほど大きく、4に近くほど低い。自分がどれだけリスクを張れるかは人それぞれなので理解した上で進めて見るのがいいですね。
Trading または Investment
もう1つトピックとしては、投資家には「投資目的」「投機目的」の2種類がいると本書には書いてありました。私はどちらをやりたいんだろうか?うーん。。。
- 投機目的(Trading):リスク大。多くの利益を得ようとするやり方
- 投資目的(Investment):リスクを最小限にしながら確実にリターンを得ようとするやり方
私のNISAの使い方はどちらかというと投機目的になっていますね。中期間(半年〜数年間)の売買で値上がりによる利益を得ようとする、かつ、100株単位で購入するから分散投資できていない。Tradingみたいな感じでギャンブル性が強く楽しいがリスク高い。
楽しいのはいいけど長い目で見たら続かないため、ポートフォリオ的には投資目的を増やしてもっと分散投資しリスクを下げた方が良さそうです。例えば、価格が安定している優良企業の株を長期保有して配当金を着実に得る、Investmentにするような。
今、コロナ禍においては大手でも破産申請し倒産するというリスクがあるため慎重に選ばなければいけませんが。。。 ちなみに破産した会社の株は価値がゼロになるのでお気をつけください!
投資信託とETFの違いは?
投資信託は、株式・債券などの複数の金融商品を組み合わせたパッケージタイプの金融商品だけど、最近みんながこぞって買ってるETFとは何が違うんだろう?と疑問でした。
本書では、「市場ですぐにその時点の価格で売却できるのがメリット。さらに、信託報酬、信託財産留保額などのコストがかからない」と表現されていました。
なるほどー。ETFはExchange-Traded Foundというだけあって上場している分、リアルタイムで売買できるのか。あとは、解約料や販売手数料・保有中の運用手数料がかからないのか。ん?かからないわけある?ググってみよう。
やっぱり。手数料などが投資信託よりも「かからない」ということね。理解したぞ!
海外投資の話もしたかったですが、頭が疲れてきたので今回はこれまで!
最後に:教育こそ最大の投資
リスクを最小限に抑えるためには、様々な知識を身につけ情報収集し備えることが大事。 予め知識やスキルを高めておくことによって、世の中の見え方が変わるので、今後も先人たちの本を読み、自分なりに少しずつお金の学習を続けていこうと思います。
皆さんも是非読んでみて下さい。