ちゃかぶ

とりあえず自分の興味関心の赴くままに投稿

二歳で本が読める ★★★★☆

本日読んだ本はこちら

公文式創設者のくもんとおるさんの本です。略歴のところを拝見してびっくりしたのですが大阪大学数学科を卒業されてるんですね。凄い。大学卒業後は教育の研究を熱心にされていた方だからこそ「幼児が初めて方程式に到達したのは1986年」と事実・記録を基にした考察も交えてるので、書かれている意見に信頼がおけます。

小学校の教員である母親から子育て本として読んでおきなさいと言われたのでいつもは読まないジャンルに手を出してみましたが、読み終えた今、全く興味がなかった「早期教育」に関心がいくようになってしまいました!これから忙しくなりそうです。

ちなみに古本屋で100円で売っていたので安いですよ!

要約

公文式で多くの子供を教育していった結果、どのような事をしたら知能が上がるかを教えてくれている本になります。特に教育熱心な家庭で育ったお子さんの実例(「1歳半でひらがな五十音を読む」「生後二ヶ月の赤ちゃんが喋った」など)を基にいくつも紹介しているので、他の家庭の教育方針を覗き見しているような気分になり楽しく読めてしまいます。 後半にはどうすれば二歳で本が読めるようになるかのTipsも紹介されているので読む価値はありますね。また、早期から学習することで知りたい・見たい・聞きたい・伸びたいという欲求を最大限伸ばすことができるので、中学・高校と進んでも楽に勉強ができるようになります。

では私が着目した点をまとめていきましょう。

早期読書とは

本書で重要視しているのが「早期読書」

これは早い段階、極端に言うと妊娠中の胎児の頃から言葉のシャワーを赤ちゃんの耳に聞かせることによって、赤ちゃんが言葉を理解し学習していく基盤を早期に作ることができるそうです。赤ちゃんがまだ話すことができない時期(胎児〜1歳まで)に、毎日10冊以上の絵本を読んであげたり、童謡を聞かせてあげるなど働きかけることで早い発話を促すことにつながります。決して「喋らないから理解できないだろう」と決めつけて可能性を狭めないようにしてください。

周囲のママ友からも歌を聞かせることは良いと聞きますが理由は知らなかったですね〜

親のメリットも!?

早期読書をすることは子供のためだけではなく、親にとってもメリットがあるそうです。 それは、言葉が通じることによってなんでも話し合うことができる点です。よくスーパーなどで見かける風景のように「ダメったらだめ」と頭ごなしに叱らず「この間、約束したでしょう?」と理由を言えば聞き分けてくれるようになります。子供がそれでも納得できなかったら自分の意見を言うと思いますが、しっかり話し合いができるのです。

これは衝撃的でした。確かに、うるさくすることも減るし、自分へのストレスも減るだろうと良いこと尽くめではないでしょうか。

また、読書習慣がつくことで幼少期にTVやYoutube依存からも離すことができるそう。読書好きになるため、TVより本を読みたい!!!という心理になり、部屋でおとなしくしてくれる読んでくれます。子供の能力が広がるだけではなく、大人の自由時間も安心して作り出せることはとても良いですね。

将来へ向けメリット多い。

どうすれば二歳台で読書ができるようになる?

読書を促すTipsが詳細に書かれていましたが、私が取り入れやすいと思ったのものみ一部を紹介します。

クラシックではなく童謡を聞かせる

赤トンボなどの童謡には日常の会話に出てくる言葉がたくさん含まれています。そのため、歌を覚えると自然に言葉も覚えてしまうことになります。

赤ちゃんにはなんでも話しかける

お母さんは自分がすること全てにナレーションを加えるように声に出すことが大事。「おっぱいの時間ですよ」「オムツを取り替えるよ」など優しい言葉かけをしてください。公園に行っても「ほら、桜が咲いているわね。」などといろんなことを話してあげましょう。 ちょっとこっぱずかしいですけどね!笑

漢字・ことばのカードゲームをする

幼児にとってひらがな・カタカナ・漢字・英語などは特に難しさに差はなく、教えれば教えただけ無理なく覚えてしまうそうです。そのため、教え方さえ間違わなければ与えてあげるだけ与えましょう。そのためには、まず機械的な暗記が重要。カード形式にしてカード遊びをしているようなゲーム感覚でテンポを速くして5分か10分の短時間で行います。

また、「冷蔵庫」「洗濯機」「電話」などのカードを家具などに貼って、日常に取り入れ文字を学ぶという意識なしに自然に名称を覚える環境を作り、毎日の会話の中で取り入れることも効果的です。文字や数字の表・アイウエオ表などを壁に貼ることもGOOD!

絵本を繰り返し繰り返し読み聞かせる、1日10冊以上!

幼児だと10冊でも20、30分で読めてしまうので、寝る前や授乳の後などタイミングを決めてルーティンできそうですね。 読み方はゆっくりとした口調で一語一語はっきりと、感情を込めて読むことが良いそうです。

まとめ

どうでしたでしょうか?

周囲のママ友も「リトミックやってるよ」「うちではこどもチャレンジ始めてるよ」「WDE初めたよ」など教えてくれます。皆「我が子を優秀に育てたい」と思いが根底にあるんだなと感じますね。しかし、それを聞いていた私は情報量が多く「え、リトミック?こどもチャレンジ?WDE?全部やったほうがいいのかな?でもお金ないし。。。」と混乱してしまいました。毎日ネットサーフィンしながら幼児教室の資料を読みあさりさらに混乱するという悪循環。

リトミックもこどもチャレンジもWDEも、子供の何かの能力を伸ばす「手段」でしかないんですよね。では何を伸ばしたらいいのでしょうか?私にはこの段階で決め切ることはできません。しかし、ただ一つ言えることは「言語」の力は、子供が将来どのような夢を追うことになったとしても、どのような仕事に着くことになったとしても絶対に役に立つということです。

ぜひ皆さんも読んでみてください。